11月末に大阪・京都方面で研究室合宿を行ないました。テーマは暫定利用・参加型・解体です(見学先に聞かれたので付けた)。
最初は、dot architectsの千鳥文化とコーポ北加賀屋です。少しアナーキーな雰囲気もありますが、社会や共同体のあり方から構想し、建物を使い倒している姿や、自ら手を動かす力をきちんとつけていこうとする姿が印象に残りました。千鳥文化の中庭がとてもかっこよかったです。ご案内いただいたDさんはまさかの池田研OB。


続いてコムウトの本庄西施工地区。関西地区で建築家設計PJの施工を数多く手がけてきたコムウトさんの拠点。鉄骨ALC3階建ての建物を資材置き場としていて、現場からひきあげてきた資材で建築や家具をつくりつつ、必要となれば現場に持って行くような建物や空間が一時的な貯蔵庫のような不思議な使い方。コンクリートブロックを積んだ机とかとても好み。隣の本庄西の現場も素敵。つくれるって素敵。


ここから二手に分かれて、住宅に思い入れのあるメンバーはコモンシティ星田へ(他はおにクルへ)。コモンシティ星田は、ここから二手に分かれて、住宅に思い入れのあるメンバーはコモンシティ星田へ(他はおにクルへ)。コモンシティ星田は、積水ハウスや宮脇檀をはじめとする多くの建築家が計画に関わった住宅地です。坂本一成街区は、設計密度が高く、まとめあげたエネルギーの大きさに茫然。宮脇檀街区はカーブした道路や二重の植栽、木を植えたクルドサックなど、良い住宅地だなぁと素直な感想。


ここから京都に移動して最後は京大Y先生のご自邸。京大M先生に今京都で見るべき建築を見たところ、ご回答がただ一つここだったので夕食前の忙しい時間に無理を言って訪問。変形敷地に建つ建売住宅を購入し、参加型施工で直しながら住む、そのための仕掛けを盛り込む、建築計画の専門家として視線や寸法(高さも)にはとことんこだわる、そんな住宅でした。電気工事の資格を持っているというのにびっくり。確信があれば窓にカーテンはいらない。夜は中華でした。その後3時くらいまで議論(口論)があったそうです。


翌朝はよく寝てから、廣誠院へ。アートのイベントで公開中。展示に関わった建築家の竹内誠一郎さんにもご案内いただきました。季節・天気・時間の全てが完璧でした。あまり知られていない気もしますが、贅の限りを尽くした意匠。天井裏に鉄骨を仕込んでスパンを飛ばしたり、現代的な技術が混ぜられていて見応えしかないです。

その後、竹内さんが設計したタカ・イシイギャラリーへ。把手を外した建具など、細かい工夫がたくさん。石の職人さんのお話など楽しめました。

ここからレンタカーに載って京北へ。2m26のアトリエ。セバスチャンさんにご案内いただきました。ネコ、犬、馬、ニワトリ、羊などがいました。自らも大工で、つくる視点から日本の伝統建築の合理性を理解して、それを元にスケールを変えながら色々つくり続けているのがとても面白かったです。


というわけで、大変密度の濃い2日間でした。お世話になった皆様ありがとうございました。
