2024年12月13日
名古屋市立大の木村先生、SCLの堺さん、AGBの淡路さんほかと取り組んで来たABAG(現場で曲げてつくるオーゼティックなグリッドシェル)の型枠を使ったGRCのシェルが完成しました。
3Dプリント出力をしたABAGを使うことで、上下に凸の形状をもつ複雑なシェルに対して、曲面の形状に合わせた格子を配置することにより、平面状のABAGを載せることで、簡易な足場のみで狙った形を簡単につくることができます。平面的には4m×2.6mの大きさです。
下の動画を見ていただくと狙った形にぴたっと添っておさまることが分かると思います。平面を球面にかぶせることを考えると難しさが分かるのではないかと。平面なので運びやすく、また平面に戻るので再利用もできるのではと考えています。
この上にGRCを塗ってシェルを施工し脱型しました。
脱型後はABAGの型枠が下に落ちて平面に戻っています。
ABAGの跡がついて綺麗
論文はこちらで読めます↓
https://papers.cumincad.org/data/works/att/caadria2025_47.pdf